ピンポン

こんにちは。南山形です_(._.)_

今回は隠れた名作「ピンポン」です。

個人的な評価は、5点満点の5点です。

 

「ピンポン」は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で1996年から1997年に連載されていた卓球のスポーツ漫画です。2014年にアニメが放送されていてます。ジャンルは、青春・卓球でしょうか?ただ、「ジョジョ」のジャンルがジョジョと言われるように、ピンポンも他にないアニメとなっています。アニメは全11話と短めの作品です。

ピンチの時にはヒーローが必ず現れる―。 片瀬高校卓球部の自由奔放で自信家のペコ(星野裕)。クールで笑わないスマイル(月本誠)。辻堂学院の留学生、チャイナ(孔文革)。常勝・海王学園の主将ドラゴン(風間竜一)。海王に通うペコとスマイルの幼馴染、アクマ(佐久間学)。各人の思いをよそに、インターハイ予選は近づく。274cmを飛び交う140km/hの白球。その行方が、頂点を目指す少年たちの青春を切り裂く。 引用元:FOD Premium

画風もストーリーも独特で、アニメの新境地を見せてくれるような作品です。また、卓球についてよく知らない人でも楽しんで観れるようなストーリーになっています。1クールと短い作品ですので、気楽に観てみることも出来るのがいいと思います。ぜひ観てみてください。

 

<以下、感想ネタバレあり>

今回も満点の作品でした。いつものように不満点はほとんどありません。少ないので不満点から挙げますと、全11話と短いことです。作品の完成度が高く面白かっただけに、もう少し長く見たかったと思ってしまいました。ただ、この短さが魅力にもなっていています。無駄な描写や、他の作品で言う日常回みたいな息抜き部分がなく、試合をだらだらと描くこともありません。1話から最終話までハイクオリティで走り抜けている感じがあって、芸術点が高い作品になっていました。

それでは、良かった点も挙げていこうと思います。

①独特な世界観で、アニメ制作(と原作者)のセンスが最高。本当に他に観たことがないようなアニメでした。作画・演出・音楽・キャラに統一感があり、見事にピンポンの世界観にマッチしていました(原作知りませんが)。とくに漫画のようなコマ割りを頻繁に用いた演出が良かったです。作画のタッチも漫画そのもののようで、漫画をそのまま映像で動かしている感じでした。良い意味で安っぽさがあるという感じでしょうか。この統一されたアニメーションのおかげで、世界観に非常に入り込みやすかったです。

②キャラがいい。これもセンスの話になってしまうんですが、彼らのセリフや名前などに、いちいちセンスを感じてしまうんですよね。例えば、1話のタイトル名にもなっていますが、チャイナの「風の音がジャマをしている」とか、何かかっこよくないですか。あとチャイナって呼ばれ方も良いですし。ペコとかスマイルとか、ほとんどの主要キャラにセンスのいいあだ名が付いていて覚えやすいし親近感も沸いて、このシステムも他のアニメにあるようでない要素でした。名言もたくさんありました。

③ストーリーがわかりやすくて、スポコンとしては王道で、さらに独創的で最高。ストーリーですが、「今年卓球部に入部した期待の新人二人が、インターハイ目指して予選に挑む」とわかりやすく王道な内容になっていて、はっきりしています。さらに、一回負けて後半リベンジ編になっているところも、非常に王道な展開です。そういった王道展開は観ていて、胸が熱くなりました。そんな王道なストーリーの中、各キャラクターが卓球を通じて、自分の人生に向き合っていました。それぞれが、違う形で卓球と向き合っていて、この深い部分が他のスポコンにはあまりない要素となっています。

良かった点は以上です。あと調べてはっきりしたんですが、「ピンポン」の主人公ってペコだったんですね。アニメ観ていて途中までスマイルが主人公だと思っていました。最終話に近づくにつれてペコが主人公なのかと思いましたが。このストーリー展開も、独特ですよね。

 

私が好きなキャラはチャイナ・スマイルです。好きなシーンは、スマイルの「イエス マイ コーチ」というシーンです。

皆さんが好きなキャラやシーンはありますでしょうか?もしよろしければ教えていただきたいです。(語り合いたい)

 

読んでいただきありがとうございました。