賢者の孫

こんにちは。南山形です_(._.)_

今回は「賢者の孫」です。

個人的な評価としては、5点中の1.5点です。(作品に満足できれば、だいたい満点)

これまでちょっと評価高いアニメばかりだったので、今回は個人的に低評価のもので。

 

賢者の孫は、現時点(2023/04/03)で1期話数12話まで放送されている作品です。原作は、2015年1月より「小説家になろうにて連載されていました。ジャンルは、なろう系の異世界ファンタジーでしょうか。良くも悪くも「なろう」って感じでした。

魔法のある異世界に転生した日本人の主人公・シンは、賢者たちに育てられます。そこで、規格外の魔法や魔道具の使い方を修得していきます。15歳になったころ、シンの規格外の強さに賢者は「常識教えるの忘れてた」とのこと、常識を身に付けてもらうためにも魔法学園に入学することに。学園では、貴族の令嬢や王子などのクラスメイト達と関係を深めていき、シンは規格外の強さで活躍?していく話です。

なろう系が好きな人は楽しんで視聴できるかもしれません。好みの問題な部分もありますが、どうしても擁護できない部分(声優)もあったので、おすすめはできませんが、全12話の短い作品ですので、気軽に観てみる分にはいいかも。

 

<以下、感想ネタバレあり>

*私は原作を読んでいません。アニメ視聴だけでの感想です。

私は低評価をつけることがあまりないのですが、賢者の孫(アニメ)はちょっと好きになれませんでした。私が捻くれているのかもしれませんが、こういうジャンルは、主人公たちには多少なりとも苦労してほしいです。ご都合的な展開は、どうしても好きになれませんでした。

まずは良かったところから。作画が良かったです。めちゃくちゃ良かったわけではないですが、及第点はしっかりと超えてきました。バトルシーンとかは、迫力もあってかなり良かったと思います。あと設定も良かったです。Theなろうって感じで、主人公も強いです。好きな人には、しっかり刺さる設定でした。ちょっと少ないですが、良かった点は以上です。

次は気になった点です。まず、完全に主観ですがキャラが皆苦手でした。主人公のシンは、おなじみの決め台詞「またオレ何かやっちゃいました」をはじめ、無自覚に強者ムーブを繰り返します。設定上、このムーブはしょうがないですが、周りの反応も含めて、イライラしてしまいました。転生者の割に常識がなく、強すぎて苦労する場面も少なく好きになれる要素がなかったです。もう少し苦労してほしかった。

そして、ヒロインのシシリーも同様に好きになれなかったです。これは2人の恋路の内容が原因だと思います。テンプレのように、不良に絡ませているところからヒロインを救い、お互いが一目惚れで好きになる。さらに、シンがシシリーの学生服に付与魔法を施すところでは、シシリーがシンを利用するような感じで、どうしてもシンの見た目や力に惚れたんだなと感じてしまいました。シシリーは現金なキャラだなと思ってしまいました。そこからも2人の恋路は、周りの助けもあって順調すぎるほどに進んでしまいます。順調すぎて、すこし気持ち悪かったです。安っぽいハーレムじゃないのは良かったのですが、これも少しは苦労してほしかった。

そして、周りのキャラ達です。とくにクラスメイトたちですが、シンのチカラにあやかり利用しているような内容で、そのせいで好きになれませんでした。お前らも、甘い蜜吸うんじゃなくて苦労しろーって思っちゃいました。これはキャラというよりストーリーがいけないのか。

逆に魔人サイドの親玉・オリバー=シュトロームは好きでした。悲劇的な過去を持ち、復讐の動機もまっとうでした。作中で最も深堀されていて魅力的なキャラでした。魔人サイドで、物語進めた方が面白そうだなと感じたほどです。途中から、魔人サイドを応援してしまい、主人公サイドが本当の「魔人」に見えてました(笑)。

次にストーリーですが、テンプレで、主人公ご都合ストーリーって感じでした。設定は良かったのに、活かしきれていない要素もありました。以上。これは完全好みですので、深くは述べません。

そして最大の問題点ですが、声優がひどかった。これが低評価の主な理由です。アールスハイド騎士養成士官学院の女子生徒・ミランダ=ウォーレスの声優が、申し訳ないがひどかったです。あまりの大根役者に、内容が入ってきませんでした。なぜこの人を採用していたのか。

 

私が一番好きなキャラはオリバー=シュトロームです。好きなシーンは特になしです。

皆さんが好きなキャラやシーンはありますでしょうか?もしよろしければ教えていただきたいです。(語り合いたい)

一見、声優の件を除けば、好みに合えば楽しんで観れる作品だと思います。原作はもっと面白いのかな?原作を読んだことがある人は、ぜひ教えてください。

 

読んでいただきありがとうございました。